2016年8月29日(月) 07:17 JST

東浩紀「一般意思2.0 ルソー・フロイト・グーグル」を読んで議会制度を考えてみた

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  • 2016年7月 5日(火) 17:40 JST
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思想・社会学

ジャン・ジャック・ルソーの肖像東浩紀の 一般意思2.0 ルソー・フロイト・グーグル を読んだ。内容がある意味謎だったジャン・ジャック・ルソーの「一般意志」は、インターネット時代になってこそ形象化が可能で、それを「一般意志2.0」として取り組むことによって行き詰った議会政治にインパクトを与えられないか、という内容だ。アマゾン書評は賛否両論。

一般意志2.0を議会に持ち込むイメージは次のようなものになる。国会中継をニコニコ動画のフォーマットで行い、視聴者が突っ込みコメントをする、議会参加者はモニター等でこのコメントが読める環境にする。この場合、突っ込みコメントが議事進行を決定的に左右することはないかもしれないが、議会の発言者や参加者はコメントを無視できないので、柔らかな?形での国民の政治参加を可能にする。Twitterでの発言を#国会中継 などのハッシュタグで拾って併せて表示しても良い。

これをやるのなら、web上のストックな意見も併せて議会に表示出来るだろう。言及頻度やリンクを軸に、加えて古いものよりは新しい物をより重視するといったアルゴリズム。この議会ツッコミシステムのコアとなるアルゴリズムはオープンなものとし、常にそのより妥当な姿を求めて上書きが行われる。ポピュリズムとの批判もあるかもしれないが、政治家が国民の評判を無視できない生き物である限り、このディスプレイの現れる国民の意見を無視して国会での議論や運営を行なうのは難しくなるだろう。私は賛成だ。すぐにでもやって欲しい。

東浩紀も本書で紙面を割いて説明しているが、ルソーによる一般意志とは概ね次のようなことである。以下はwikipedia「一般意志」からの引用。

『社会契約論』のなかでも、「一般意志はつねに正しく、つねに公の利益を目ざす」ことを確認する文言から始まる第二篇第三章において、ルソーは、「特殊意志」(各個人の意志)と「全体意志」(特殊意志の総和、全体の総意)という概念とわけて、それらとは別に「一般意志」があるのだと主張している。それはつまり、「特殊意志」の総和である「全体意志」は私の利益をこころがけている点である。「公の利益」とは、「公共の利益」や「全体の利害」とも説明される。また同章おいて、「一般意志」は、単純な「特殊意志」の和ではないが、そのそれぞれの「特殊意志」から、相殺しあう過不足を除けば、「相違の総和」としての「一般意志」が残るのだと説明している。

 

抜書き 2015年安保法制と日本国憲法

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  • 2016年3月19日(土) 02:17 JST
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時事問題

有料電子マガジン @synodos 2015年12月vol186より。 

@synodos表紙

木村草太×荻上チキ 2015年、日本の立憲主義と民主主義は揺れたのか?

(前略)

木村:今回の安保法制には、憲法9条違反の部分が含まれており、憲法学者の多くが憲法違反を批判しました。その批判に対して、合憲である理由を解釈論として説明した人はいなかったです。代わりに、 憲法を貶めたり、違憲だと指摘した人に人格攻撃したりする議論が多かった。それは、今回の法案を、憲法の文言や理念・体系から合憲性を説明するのが難しかったからでしょう。

そんな中、政権は「違憲だ」という批判を無視する一方で、 「違憲だけどやる必要がある」と開き直ることもできず、大きな欺瞞、ごまかしをし続けた一年だったでしょう。

荻上:感情論と「なんちゃって手続き論」が目立ちましたね。たとえば、「海外で母子が危険な目にあっているのに、出ていかなくていいのか!」と情緒に訴える議論があった。それと、今までも解釈改憲を繰り返してきたのだからという「なんちゃって手続き論」があった。

抜き書き-立憲主義とはなんなのかを考える

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  • 2016年3月18日(金) 23:10 JST
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思想・社会学

有料電子マガジン @synodos 2015年12月vol186より。 

@synodos表紙

橋本努-憲法改正を視野に入れた立憲主義は、いかなる価値に服すべきか――安保法制案はまだ熟していない

(前略)

「立憲/非立憲」の対立は、しかしよく考えてみると、「立憲主 義(constitutionalism)」とは何かをめぐって、さまざまな見解を含んだ雑駁な対立であることが分かるだろう。立憲主義と呼ばれる立場には、以下のようなものが混在している。

 (1) 議会の手続きを順守すべきとする「手続き的民主主義」(例えば、野党に対して規定の質問時間を確保せよ、という見解)
 (2) 与党は野党との協議を通じて広範なコンセンサスを作るべきであるという「合意型民主主義」
 (3) 国民的な了解のない解釈改憲は違憲であるとする「憲法民主主義」(憲法解釈にかかわる法案は、国民的な議論の興隆と世論調査の結果を重視せよ、という見解) 
(4) 集団的自衛権は憲法9条の正統性を担保している司法判断 (とその背後にある法律家共同体のコンセンサス)によって正当化されないとみなす「司法的立憲主義」 
(5) 集団的自衛権のみならず、自衛隊の存在すらも、憲法9条に照らして違憲であるとみなす「原理的な立憲主義=不戦主義」(憲法の文 言を厳密に解釈して、「にせ解釈」を排する立場)
(6)自衛隊にせよ集団的自衛権にせよ、解釈改憲によってではなく、現行の憲法の文言を改正することで正統化されなければならないとする「民主的な憲法制定権力の行使による立憲主義」。( そのためには憲法の第96条に即して改正しなければならないという見解)

 

ネット音楽雑誌ERISって凄くね?その2

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  • 2016年2月 9日(火) 17:07 JST
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エンターテインメント

音楽雑誌エリス表紙 ネット音楽雑誌ERISについての続きです。前の記事はこちら

左の画像はBCCSのPC用画面で見た表紙です。気合の入ったデザインです。

今回はちょっと内容に立ち入ってご紹介します。この雑誌の熱さが伝わると嬉しいです。

 

 

 

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タイトル ライター

アイ・ラヴ・ユア・スマイル
Youtube上の”sessions”とこれからのレコードのゆくえ

高橋健太郎
クワイエットボーダー
第1回 南米音楽の静かなる首都、ミナス
成田佳洋
マイケル・ジャクソンの思想
第1回 "Jam"とは何か
安冨歩

ピーター・バラカンの読むラジオ
ブルーズ・デイズ・イン・ロンドン
ポール・ジョーンズ インタヴュー

ピーター・バラカン
音楽の記憶と記録をめぐって 第1回 北中正和
ジャマイカ音楽の多角的諸検討
第1回 ニューエイジ・ステッパーズのファミリー・トゥリーを辿り直す
藤川毅
マスク・マイ・ヴォイス~
仮想する声、越境する身体 第1回
国分純平
ニッポンのラップ
序章 未来は誰の手の中?
磯部涼
More Than Liner Notes
「オール・カインズ・オヴ・ピープル」
ジム・オルーク
高橋健太郎
編集後記 高橋健太郎

 

ネット音楽雑誌ERISって凄くね?その1

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  • 2016年2月 9日(火) 16:24 JST
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エンターテインメント

音楽雑誌ERISの本棚画像いや、あのー、えーっと、発刊された2012年創刊号から、購読申し込みはしていたんですよ。ただ、当時epubでダウンロードしてPCのFirefoxのepub readerで見てみたらレイアウトボロボロで「あ、こりゃダメだー」で見る気無くしてずっと放置してたんです。

ERIS 音楽は一生かけて楽しもう

で、3年くらい経って、新刊のメール連絡が来て、丁度ebookで読む本が無くなっていたんで「3年経てばレイアウト良くなってるかもー」と再度epub版をDLして手元のiPhoneとNexus5の読んでみたらレイアウトは少し良くなっていたんです。epubファイルが改善したのもあるかもしれないけど、創刊時はPCで読む以外考えていなかったけど、3年経って僕もスマホのepubアプリで読む知恵がついたんですね。

で、読み始めたらなんかすごい気合の入っている音楽雑誌で、のめり込むように読み始めました。一つ一つの評論やエッセイが本当に丁寧に書かれていて読み飛ばすのが勿体ない、なんどもなんども行きつ戻りつしながら味わいながら、書かれていることを咀嚼しながら読む価値のあるものばかりです。 

UBER使ってみました。

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  • 2015年12月13日(日) 23:58 JST
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ウェブ・技術

 UBER使ってみました。

米国などではライド・シェアというコンセプトで安い乗車を実現していますが、日本では運輸行政・タクシー行政との法制上のぶつかり合い、業界の既得権益との衝突でやすい乗車が実現できていないのが残念です。何はともあれ、自分のiPhoneにUBERアプリをインストールしてみました。今なら4000円分の乗車に使えるクーポンがあるのでお試しには調度よいですね。

 

 ↑はアプリのスクリーンショットです。クリックすると大きな画像で見れます。車両の種類はハイヤー、ブラックVAN、プレミアTAXI、TAXIと4種類あるのですが、都内で数回使って見た限りではハイヤーが少し走っているだけですね。MKハイヤーと契約したと聞いたのでMKなんでしょうね。

クーポンもあるので使ってみましたが、ハイヤーは会社名とか表示していないのでMKか否かは分かりませんでした。

小泉尊聖「平和を目指す君に ネパールとアフガニスタンで考えた抑止力と平和構築」

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  • 2015年11月29日(日) 22:05 JST
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思想・社会学

NATO機関初めての日本人としてアフガニスタンに駐在した筆者が、自らの目で見、感じた現場の視点から、中東の安全保障と日本の安全保障政策にまでコメントしている良書です。著者が無名、出版社も無名であまり売れてないようで残念です。2012年の著書ですが、日本政府が集団的自衛権を一部容認し始める2014年、安保関連法案が議決される2015年の日本の政治への警鐘になっているとも言えます。

「戦争をしない軍隊である自衛隊」だからこそアフガニスタンで信頼されている事実。現在進行中の紛争においては軍事力よりも破壊された地域住民の生活を立て直す支援こそが紛争解決に有効であると言われていること。筆者の友人であるアフガニスタン人が戦争に翻弄されてきた人生を振り返り、戦争に翻弄されてきたからこそ、対立勢力への憎悪でなく対話と友好を強く訴える姿などは、涙無くして読めません。そして著者は、こうした一般民衆が立ち上がり、平和共存を訴え続け、その勢力を拡大していくことこそが最上の平和構築であると訴えます。

世界平和のために何かしたい、と思っている人に是非読んでいただきたい本です。

H・キッシンジャー著「外交」

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  • 2015年11月29日(日) 21:38 JST
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時事問題

 前記事のベーカー元国務長官著「シャトル外交」のあとがきに「外交を志すものの必読書2つ」として同署に並んで紹介されていたのがこの本でした。ボリュームがすごくて読むのに2ヶ月かかりました。かばんに入れて持ち歩きながら読みましたが、かばんがいつもより重い状態が2ヶ月続いたので腕が腱鞘炎になりかけました。でも苦労して読む価値のある本でした。

この本は17世紀フランスのリシュリューの外交から説き起こされます。彼を国益を目的に外交を始めた人と捉えています。

ベーカー元国務長官著「シャトル外交」

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  • 2015年11月29日(日) 21:26 JST
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時事問題

「 小ブッシュのイラク戦争がISを生み出した」的な話を聞き、自分の記憶にある世界史を思い出してみると、ソ連邦崩壊あたりからなんか曖昧なので再学習が必要と思い選んだのがこの本でした。

90年代始めの本なので「米国の民主主義と力の外交が共産主義を打ち負かしめでたしめでたし」的な時代ではありますが、そこに至る道程での親ブッシュ政権とソ連・中東各国そして中国とのやり取りはハラハラ・ドキドキ手に汗握ります。何よりも「外交ってこういうものなのかー」という学習書として優れているのではないでしょうか?

個人的に力の外交を礼賛する立場ではないのですが、世の中で主力とされている力の外交がどのように展開されるのか、そしてある程度までやはり有効であることが学べると思います。

ふくゆきさんのとこでネパールに寄付してみました

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  • 2015年5月 1日(金) 16:43 JST
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ウェブログ

http://blogs.itmedia.co.jp/fukuyuki/2015/04/post_66.html
ふくゆきさんのとこでやっているネパールへの募金に参加しました。

ふくゆきさんは、海外で不幸なことがあると自ら募金活動をネット上で行い、PayPalで募金を集め、その大使館に自分で持っていく、という取り組みをされています。素晴らしいことです。尚、PayPalは日本では募金目的に使うことは銀行法上できないので、ふくゆきさん作のソフトを購入する、という形態になっています。何が来るんだろ・・。ワクワク。

 

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