韓国の李明博大統領が日本企業誘致発言をしていましたよね? 日本では電力供給に不安があるでしょ?って趣旨だったと思います。価格も安いよ、とか。

自動車産業・半導体産業、およびこれらを支える企業は大きな電力需要家です。節電節電の中で今まででも厳しいのに電気使いにくいし高くなりそうだし、で海外移転が加速したらそれはGDP的に大きな損失ではないのか?

聞いた話では、企業と家庭の電力消費比は7:3くらいで、家庭用の30%を10%節電しても全体の3%節約にしかならないとか。

一方、原発以降有名になった人の一人、環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也さんは、こんなことを仰っている

震災直後、東電が緊急の計画停電を発表したときの、節電の呼びかけと自粛による省エネ・節電効果は、なんと約500万kW前後にのぼったと推測される。

500万KWのうちどれくらいが家庭用だったんだろう?とても知りたい。飯田さんは上記のページで次のようなことも言っているんだけどその第1回に該当部分がない。私の見落としだろうか?修正があったのだろうか?

第一回でも述べたが、日本のピーク時の電力需要量は10年前から下がり続けている。近年では、観測史上もっとも暑かった昨年の夏でさえ、6000万kW弱である。もともと大震災前に予測していた今夏の最大電力量である5700万kWと比較しても、現実の供給能力は十分にカバーしていることがわかる。

私の調査不足とは思うのだが日本の産業用電力需要の数字がなかなか分からない。検索してたらこんなのがあった。原子力百科事典ATOMICA 行政の資料だから原子力マンセーになっているかもしれないのでそれはさっぴいて見る必要がある。

 

90年代後半に大口がガクッと下がっているがおなじところから「特定希望重要」というカテゴリーが始まっている。何か変更があったのだろう。2003年度の合計は8,280億kWh。23億kWh/日(365日換算)、このうち東京電力管内の数字が分かるといいんだが。

電力需要の変遷と需要構造というレポートによると鉄鋼産業などの国際競争力が落ちて半導体などの装置産業などが伸びて電力小消費産業の電力使用比率が高くなっているそうだ。あくまで2003年までの話でその後のことはここでは分からない。でも総量を見ると80年代後半から90年頃に下がってその後はまた右肩上がりだ

大抵の大口企業は自家発電している筈だけどその割合も産業別に同じところにあった。石油・石炭・紙・パルプ産業では自給率高いけど製造業全体では2003年時点で30%だ

あと面白そうな図としては「年負荷率の推移」というのがあった。1年を通して供給力に対してどれくらい需要があったか、と言うことらしいです。なんだ、余ってるんじゃん??っていうのは短絡か・・。夏のピークに合わせてキャパは必要なんだろう。

 

今回のエントリーには特に結論めいたものはありません。産業用電力は本当に大丈夫なのか?という疑問へのトライ&エラーです。なにかもっと詳しくご存じの方は教えてください。