2018年1月18日(木) 16:21 JST

福島の人々と一緒に考える

  • 2012年6月 9日(土) 18:42 JST
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東日本大震災

佐藤順一さん。福島県郡山市の学習塾『佐藤塾』の講師&副塾長 。立教大学理学部物理学科卒・同大学院理学修士 。原発事故後、生徒や保護者から放射線について質問を多く受けたことから、放射線についての資料作成や、地域での講演・勉強会等の活動を続けている。

福島に住む人々はどのように放射線被害に立ち向かうべきなのか?立ち向かっているのか? そもそも放射線はどれくらい安心でどれくらい怖いものなのか?これに淡々と立ち向かっている人がいた。感動。お話は目から鱗です。

今は脱原発とか反・反原発とかいろいろな議論が出ていますけれど、今の福島はすでにそういうフェイズではないので、その辺の現実を理解してもらいたいな、と思うんです。つまり、原発の是非のような議論のプロパガンダとしてあんまり福島を使わないでください、という気持ちが非常に大きいですね。今はそれどころじゃない状況なので。お母さんたちの意見を見ても、「ここに住んでいて本当に大丈夫なのか」と自問自答をくり返していたり、子供がいるお母さんなんかは「子供がいるのに残るという選択をして、それは本当に正しかったのか」と悩んでいる方が非常に多いんですよ。そういう方々に対しては、僕はこれからも「その選択はまちがいじゃなかったですよ」と断言していきたいと思っています。
 
そこで、自分で残るという選択肢を選んだ方々に対して、「あなたは子供をがんのリスクにさらしているんだ」というような言い方をするのは、ぜひやめていただきたいと思います。それは違いますから。子供をリスクから守るという意味では、たとえば父親の元を離れて母子だけで逆単身赴任みたいに避難することにも、父親と触れ合えないとか、自分の故郷や友達と離れなければいけないというリスクがあったりするわけです。
 
ですから僕はこれからも、「個人が下した選択であるなら、避難という選択も残留という選択もどちらもまちがいではない」と断言していきたいと思うんです。今の現状だと「残っていることはまちがいだ、残っている奴は本当にダメなんだ、勉強不足だ」というようなことを断言している方のほうが多いので、それに対するカウンターパンチャーとして、僕はやや安全寄りの話をしていきたいと思っています。

SYNODOS JOURNAL : 【ふくしまの話を聞こう】 福島で生きるための放射線知識 佐藤順一.

講演なので本文長いですが、共感できる方は是非全文を読んでみてください。