2018年1月18日(木) 16:26 JST

早稲田大学専任講師の西條剛央氏が語る「孤立している避難所がまだある!」

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  • 2011年4月 3日(日) 15:51 JST
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東日本大震災

僕らが思っていたように、メジャーな避難所には物が溢れているが、孤立している避難所はまだまだあり、そこにはまったく物が行き渡っていない。用意したものの多くは初めて手に入りましたととても喜ばれた。

サンタクロース作戦と思って、子どもが喜びそうなオモチャや雑貨を350点ほど用意していった。子ども達がほんとうに嬉しそうにはしゃいでいる姿をみて、すべての疲れがふっとんだ。しゃぼんだまが空を舞っていた。

大人が最も目を輝かせたのはお酒だった。しかし少なすぎた。十倍は持って行くべきだったと思ったが、今後集めればよいだろう。不自由極まりない避難所において、お酒やたばこは必需品だ。しかし被災者はそういうものを要求してはいけないと思って、いえないんです、といっていた。

本当に物資を必要としている避難所とネットワークを作ることができたので、必要な物を必要な分、もっとも効率的に配ることができるつながりをつくることができた。これを活かしてかなりのことができると思う。

送ってくれたすべての支援物資は、本当に必要とする人に、すべて行き渡りました。あらためて感謝申し上げます。(4月1日)

via plaza.rakuten.co.jp

お時間ある方はリンク先を読んでほしい。メジャーな避難所にはモノが余り始めているが、行政の手が行き届かない場所がまだまだあるようだ。西條氏は自ら支援物資を現地に届ける活動をされている。

ボランティアに、タバコや酒はよくないと考える人がいるかもしれないが、現地の人の気持ちをわかっていない。そういうものが少しあるかないかではまったく違う。自分だって飲みたいのに、なぜ被災地の人には禁止するのか。

阪神大震災のことを持ち出して、避難所ではお酒がダメだとか、アル中になるとか言っているひとがいるけど、完全に的が外れている。南三陸町だけでも生き残った半分の人が生活しているのだ。僕らが送ったところで、一人が大量に飲めるわけもなく、せいぜい一口ずつ飲めるかどうかだ。

過去から学ぶのは大事だ。しかし過去は過去であり今ではない。同じところもあるだろうけど、違うところもある。人類が体験したことがない災害だ。頭でっかちな、お役所的な思考は現場の支援の妨げになる可能性がある。今、そこの場で、何が必要か想像力を働かせ、自分の頭で考えなければならない。

テレビでやっているようなメジャーな避難所の人は困っていない。むしろ物が余っているのだ。何にマイナーな避難所には回ってこないらしい。賞味期限が二日切れたおにぎりだけがくるといっていた。佐藤さんは、被災して以来おにぎりとおしんこしか食べておらず、「昨日はじめてサバの缶詰を食べて、うまかったなやぁ」といっていた。(4月2日)

ボランティアが足りているというのは幻想ですより

ふんばろう南三陸+石巻雄勝プロジェクトというブログを立ち上げて、支援の届いていない南三陸を直接支援することを始められている。

行政に文句をいうだけでなく、自らが出来ることをやる時が来ている。しかし、仙台市行政へのコメントは強烈だ。

仙台市の行政には怒りを覚える。仙台市のメジャーな避難所には物が溢れているのだ。それで東京都庁で物資の受け付けをやっていて物凄い集まっていたのに、仙台市はもう要りませんと断ったのだ(それで都庁も受け付けをやめた)。なぜ同じ宮城県で困っている地域に分配しようと考えないのか。

現地のボランティアが余っているなどというのは幻想だ。今回は余震や原発の関係もあってボランティアはまったく足りていない。特に僕らが回った6箇所の避難所には1人のボランティアもいなかった。

ただ、公式のボランティア登録とかすると、メジャーな避難所にしか割り当てられず、自由に活動することができない。今、物も人も一部に偏っている状態なのだ。南三陸町だけじゃなく、実質上孤立していて本当に困っている避難所はたくさんある。

有志が支援物資を持って現地に行った方がよい。そこの人と話をして、物資のないところを案内してもらえばよい。間違ってもテレビで報道されたメジャーな避難所にもっていってはいけない。そこは空から陸から物資は補充される。

テレビに惑わされないで欲しい。物資も人もまったく足りていない。テレビに映っている人たちは恵まれている人たちなのだ。田舎には高齢の人が多い。若い人は少ない。漁師さん達がやられている。ネットで情報を集めるなどということはそもそも発想にすらない。

ネットできることもある。しかし、今回の津波に襲われた主被災地の多くはネットとは無縁だ。現地に行って直接話を聞いてはじめてわかることがあまりに多い。ボランティアをしたいという人は万全の準備を整えてぜひマイナーな避難所を探して行って欲しい。必ず力になれる。

これをみている人はネットができる強みを活かして欲しい。ぼくらは現地に行って、そこの地域の人々に信頼されている魚屋さんとつながりを持つことができた。その人に窓口になってもらい、僕らはネットで必要な物資の募集をかけて、全国からそこに送ってもらう。

仙台市の行政は何を考えているのだろう。この期に及んで、必ず役所を通してください、食中毒になったら困るのでとかとぼけたことを言っている。苦情の電話が殺到ししたりしないと変わろうとすることはないだろう。

いわき市で私を雇ってくださいと言うEricoさんを県外企業が雇用できないか?

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  • 2011年4月 2日(土) 18:42 JST
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東日本大震災

私を、支援してください

via ameblo.jp

福島県いわき市在住のラジオパーソナリティのEricoさんが「私を支援してください。雇用してください。そうすれば継続的にいわき市を再建するためのボランティアが出来る」と訴えています。

エントリー数は限られていますが震災後に彼女が書き残したもの。胸を打たれます。

記事一覧

震災被害地がある程度落ち着いた後には、関東地方などの企業から特別有給などでボランティア派遣が必要になると考えていたが、それはそれとして、Ericoさんのように被災して仕事をなくしても元気でおり、ふるさとの再建に闘うボランティアの人達を県外企業・外国企業が1年の契約社員でもいいから収入を保証し、ボランティアしてもらうことを職務とする契約社員にする、という方法もあると思いました。

企業経営者、特に東北地域に縁のある方々は真剣に考えていただけないものでしょうか?

在宅勤務よりも大型オフィスビル単位の自主休業はいかが?

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  • 2011年4月 2日(土) 18:22 JST
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東日本大震災

今駒哲子さんに「在宅勤務と節電」について[お題]出して頂きました!

奮っての記事エントリをお願い致します。

via bloggers-network283.com

3月11日金曜日に帰宅できずに会社泊、土日を過ごして月曜日最寄り駅まで行きましたが入場規制で諦めて帰宅。こんな中で在宅勤務体制の必要性を感じ節電にもなるのではないかと友人と話しながら検討してみました。

皆さんがエントリーされているのと同じ結論でした。在宅勤務は節電にはそれほど資するとは思えない、本来の目的であるワーキングスタイルの多様化などの目的で進められるべき。

在宅勤務してても居住地域が停電ならnotebookやsmartbookに3G回線かWiFi、skypeと携帯電話で仕事ってことでそれなりに準備が必要です。何よりも在宅勤務可能な職種の人が参加するだけで電車の本数が少なくなったり大きなビル単位で休業可能な規模は望めず、居住地域での電力消費量がわずかに増えるだろう、ということでした。

工場などの専業電力の節電は対策が行われるでしょうから、事務系workerの電力需要対策としては、夏の需要増に備えて、森ビルのような大型ビル運営会社の強力を仰いで、ビル単位で平日1-2日休業してはどうかと思います。これが出来れば都内での電力需要のかなりが抑えこまれ、23区内停電しなくて済むようになるかもしれません。いかがでしょうか?

大前研一「ニュースの視点」Blog:KON356「原発事故~コミュニケーション不足が引き起こした人災」

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  • 2011年4月 2日(土) 02:42 JST
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東日本大震災

汚染についての政府の伝え方がパニックを引き起こした

例えば、私ならば次のように指示をします。

・現段階では原子炉の直近地域以外なら24時間~48時間ほどの帰宅
なら安全
・長期的の避難になるので、引越しを覚悟して今必要に応じて帰宅して
準備をして欲しい

このように明確に伝えれば問題はなかったと思います。

問題が多い計画停電は人災だ

交通機関は運行量を制限し、築地に行っても魚も野菜もなく、公共の
建物を利用したコンサートなどは軒並み中止という始末です。関西
方面にホテルを借りきって“疎開”する人も出ているようです。

これらの中には本来必要のない「自粛」があります。それによって
莫大な経済的な損失が生まれています。「これは東電が作り出した
人災」だと私は声を大にして言いたいと思います。

東電が正しく説明をして、ピーク時の電力量を下げるための施策を
考えれば、乗りきれる事態です。私に言わせれば、朝早くから計画
停電を実施しても意味はないですし、今のところ週末も節電の必要性
は薄いはずです。

この計画停電は今年の冬まで継続の見通しとのことですが、
「全力」でこれを阻止する必要があると思います。

試算すれば分かりますが、火力発電所の復旧や東西電力グリッドの
結合などによって夏までに確保される電力を考慮すると、現状から
最大で約25%程度の電力の削減を実現できれば良いのです

via www.ohmae.biz

大前研一氏は相変わらずキレが良い。民主党議員とパイプがあるそうなので、政府閣僚は氏の提言に耳を傾けしっかりとした計画を作ったほうがいいのではないか?今日の菅首相の会見では、津波被害地域の街を高台に持って行くなどの話が出ており、ある程度大前氏の話が通っている感触はあるのだが。

デジタルサイネージと電力の関係について

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  • 2011年4月 2日(土) 02:14 JST
  • 表示回数 577
東日本大震災

via digitalsignage.co.jp

デジタルサイネージというものがある。直訳すると電子看板。PDPやLCDテレビの画面を交通案内・一般案内・広告などに使っているものだ。JRの列車案内、駅構内広告などにこの2年くらいで広く見かけるようになってきた。デジタルサイネージ総研という早くからこの分野に取り組んでいる企業のブログである。

詳しくはブログ記事に譲るが、この業界でも節電対応のために表示自粛とかしているんだな。特に広告は不要不急と扱われて対象になっているようだ。節電も大事だが、広告自粛→広告収入減→企業の体力がなくなる、まずいと思う。この記事はオフピークを避けてなんとか表示を復活させようとの試みのようだ。

電力は貯められないのだから、無闇矢鱈の節電ではなく経済に資する活動は工夫して続けて欲しい、切に切に願う。

中小企業向けの政府の緊急融資が出来ないか?

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  • 2011年4月 2日(土) 02:05 JST
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東日本大震災

東京商工リサーチ倒産速報

音楽業界が心配という記事を数日前に書いたが、ハギワラシスコムが3月31日民事再生手続きを開始した。音楽業界ではないし、震災と直接関係ないのかもしれないが、3月という年度末、月末に資金調達なり代金回収が出来ずにひっそりとしている企業が増えているのではないか心配だ。日本経済が元気にならないと震災地域の支援も出来なくなる。失業者が増えてしまっては義援金やチャリティどころではなくなる。

中小零細企業向けの政府地方自治体融資を増やせないだろうか?システムはあるのだから資金を用意すれば条件の弾力的運用で始められると思うんだが。国際を追加発行して海外で買ってもらう。日本は必ず再生するというメッセージと決意と共に。民主党議員は国際を日銀引き受けなどとインフレ呼びこむ馬鹿な事を考えているようだが、国際は広く海外に買ってもらうんだ。勿論、日本人・日本企業、そして日銀も買っていいんだけど、基本は諸外国に買ってもらう。

「日本は必ず立ち直ってみせます!」と内外に宣言し、着実に実行する。その姿に喜んで買ってもらえると思うんだが。コミットと実行が大事です。有言実行、無言実行は逃げ道作ってるから評価されない。

リブログ;南相馬市長からのメッセージ

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  • 2011年3月31日(木) 02:42 JST
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東日本大震災

 

経緯等省きますが、以下、後輩の学生時代の仲間がとった映像。
ここ数日、朝日新聞・NHKで取り上げてもらったのですが、

http://www.youtube.com/watch?v=70ZHQ–cK40

・市役所に物資は届く(絶対量は足りない)
・自宅待機しろ、と言われている
・自宅へ物資を配る人とガソリンがない
どうすりゃいいんだ、と。

 

via sugibeya.bloggers-network283.com

今はこれが大事と考え、このビデオをトップに掲げさせていただきます。

菅直人首相にイデオロギーの終焉を見た

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  • 2011年3月29日(火) 22:12 JST
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東日本大震災

理想と現実との往復作業、研ぎ澄まされた官僚感覚と人間の痛みをビビッドに感じ取り対策を講じる能力、こうしたものが現代の政治指導者に求められるものなんだな、と菅首相を見てて改めて思う。

菅首相の福島原発視察が初動ミスを招いた?頑張れ菅首相!という記事を書いた。

3月12日に福島第1原発視察を敢行した菅首相の頭の中にあったのは「現場主義!」「現場を見なければ何も始まらない」といったスローガンのようなものであったのではないか?ここに左翼系人士、ひいては右翼も含めてイデオロギーというもののひとつの限界が見える気がする。

市民運動、社会民主運動、こういったものの中で鍛えられてきた菅直人首相の頭の中には経験と、先人から受け継いださまざまな理想や理念、そしてこういうときにはこうすべき、というルールのようなものがあるのだろう。ある程度まじめに生きてきた人間なら誰でもそういうものだと思う。

危機に臨んで人間が考えること、出来ることは結局それまでに生きてきた人生でやってきたことを大きくはみ出るものではないだろう。50歳を過ぎた自分を振り返って思うのだが、長く生きてきただけ経験を積んだから、たいていのことは自分で判断が出来るし、人間は自分の人生を肯定する生き物ものだから、自分の考えはたいてい正しいと思っている。

しかし、人様の命を預かる立場の場合、それだけではいけないのだ。60歳・70歳を過ぎてなお、自らの考えと行動が人様の命を助け・永らえ・喜んでもらう役に立っているのか否か、それを瞬間瞬間、自分自身に問うている者のみが政治指導者という立場にいる資格があるのだ、と強く思うのである。

マイケル・サンデル、つまみ食いしかしていないが、徳のある人が増えることが幸福な社会であり、徳のある人が政治に携わるべきだ、とは、このように自らと闘い続ける人が政治指導者であるべきだし、僕ら一人一人がそういう人物を目指すべきなんだということを痛感する。

イデオロギーはものごとを普遍化するのに便利である。しかしながら、個別を通して普遍を見る努力を欠く場合には人間の人生を、生活を切り刻んでしまうことがあり得る。菅首相の行動にこんなことを思うのは考えすぎであろうか?

 

個別の人間を愛し思いやることの難しさを考えるといつも思い出すのがドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」の一節です。イデオロギーを無用とは思わないが、万能ではない、溺れてはいけないと思うのです。

自分は人類を愛しているけど、われながら自分に呆れている。それというのも、人類全体を愛するようになればなるほど、個々の人間、つまりひとりひとりの個人に対する愛情が薄れてゆくからだ。空想の中ではよく人類への奉仕という情熱的な計画までたてるようになり、もし突然そういうことが要求されるなら、おそらく本当に人々のために十字架にかけられるにちがいないのだけれど、それにもかかわらず、相手がだれであれ一つ部屋に二日と暮すことができないし、それは経験でもよくわかっている。だれかが近くにきただけで、その人の個性がわたしの自尊心を圧迫し、わたしの自由を束縛してしまうのだ。
引用元 http://www.geocities.co.jp/AnimalPark/2935/sonota/karamazof.html

3月12日菅首相の福島原発訪問が初動ミスを招いた?頑張れ菅首相!

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  • 2011年3月29日(火) 01:54 JST
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東日本大震災

政府与党内からは、溶融の兆候が表れた非常時の視察敢行で、応急措置の実施を含めた政策決定に遅れが生じたとの見方も出ている。初動判断のミスで事態深刻化を招いた可能性があり、首相と班目氏の責任が問われそうだ。
保安院、炉心溶融 震災当日に予測 東京新聞WEB版 

 

首相の視察でベントが遅れた、という話らしい。この東京新聞の記事全文は必読ですね。

 

 

うーん、これはまずいですね。ひと段落着いたら首相退陣は免れないんじゃないか?

それにしても、我等日本国民はよくぞこんな政権を選んだものです。でもみんなが選んだ政権だからやっぱり菅政権をしばらくは日本国民が支えなきゃだめです。

総統閣下も応援してます。頑張れ!菅直人!

【ニコニコ動画】フリガナだらけの原稿だけど、頑張れ菅総理!

動画の作者はいつもの方です。

日本の電子部品産業被災—-電子産業への輪番停電のインパクト

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  • 2011年3月27日(日) 23:48 JST
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東日本大震災

日本ケミコンという会社がある。コンデンサにおいては韓国・台湾・中国製品が力をつけマイナーな存在になりつつあるが、工場のほとんどが被災地域である。数年前に聞いた話だが、Intelのマザーボードで認定されているコンデンサはココと富士通だけだという。けっこうインパクトあるんじゃないか?同社のホームページでの3月25日現在の工場稼働状況は以下のとおり。

  • 日本ケミコン(株) 高萩工場(茨城県高萩市)・・・電力が回復しておりません。稼動開始には、3ヶ月程度かかる見込みです。
  • ケミコン宮城(株)(宮城県大崎市)・・・4月上旬の稼動開始を予定し立ち上げ準備中です。復旧には2ヶ月程度かかる見込みです。
  • ケミコン精機(株)仙台工場(宮城県岩沼市)・・・通常稼動可能となりました。ケミコン福島(株)(福島県西白河郡)・・・4月上旬の稼動開始を予定し立ち上げ準備中です。復旧には、1ヶ月程度かかる見込みです。

LCDを中心にした日本製部材の産業へのインパクト予想はコチラコチラに詳しい。総じて当面は影響が軽微だが、東北地域の工場の復興が遅れると4月末に部材不足によるLCDのショーテージが起こる。台湾・韓国のLCD各社は購買担当・チーム長・役員クラスを日本に送り情報の収集に懸命だ。

悪いシナリオを簡単に言うと、5月に入ってNotebookPC, 携帯電話, スマートフォン、スマートブックの製造が出来なくなる。

生産体制については日本企業の不屈の努力に期待するしか無いというところか。それよりも心配なのは関東地域の輪番停電である。ある工場では一度止めた製造ラインを再び製造できる状態にするのに3時間かかると言う。午前中が停電であれば、昼から通電したとしても製造開始できるのが午後3時になる、ということだ。

半導体やLCDの前工程の場合はもっと大変で、一度止めてしまったラインを元の歩留まりまで戻すのに運が良くて3ヶ月かかるのが普通だ。週1回でも停電があるのなら製造開始など出来ない。停電時のラインの仕掛品は潜在的な不良が予測されるのですべて破棄するのが普通だ。

コチラでも書いたけど、震災復興のためには日本経済を回しに回すことが必須だ。苦しい選択だが、一般家庭にある程度の犠牲を強いることになっても工場地域の停電はなしにしたほうがよいと思う。

ACF大手の日立化成のwebで被災復興状況を逐次報告しているが下記のくだりがある。

いずれの拠点におきましても、3月14日から開始された輪番停電の影響を受けることから、生産を再開した製品を含め、今後の操業に影響が出る可能性があります。当社及びグループ会社では、今後とも事態の推移に十分注意を払いながら、復旧に向けた作業を続け、条件の整った設備から生産を再開してまいります。